「薬と健康の週間」の活動

平成28年度

徳島県

くすりと健康フェア -くすりのこと知っとうday-

平成28年10月30日(日)に、徳島大学薬学部で開催しました。健康フェアのテーマは「くすりと健康フェア - くすりのこと知っとう day -」、300名弱の県民のみなさまにご参加いただきました。

健康フェアの概略について教えてください

平成28年10月30日(日)に、徳島大学薬学部で開催しました。健康フェアのテーマは「くすりと健康フェア - くすりのこと知っとう day -」、300名弱の県民のみなさまにご参加いただきました。
徳島大学薬学部は、日本薬学界の開祖でエフェドリンの発見者として世界的に著名な長井長義博士の郷土である徳島に、薬の創製(創薬)を目的として設立された由緒ある学部なんですよ。

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    1922年(大正11年)に設立された由緒ある徳島大学薬学部で開催しました!

フェアの内容は?

今回は、「第10回徳島子ども薬局」、2つのテーマの市民公開講座「「ジェネリック医薬品を正しく知って上手に利用してみましょう(川添和義先生、徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床薬学実務教育学 教授)」と「けがや薬物から子供たちを守るために ~アンチ・ドーピングはアスリートだけのものじゃない~(篠原明美先生、JADA公認スポーツファーマシスト教育担当推進委員)」、「ヘモグロビンA1c*自己測定」、「薬のなんでも相談窓口・漢方相談・認知症チェック」を行いました。

*過去1~2ヵ月間の血糖値の状態を反映する検査値。血液を用いた検査でわかります。

好評だった企画は?

子ども薬局は特に好評で108人のお子さんにご参加いただきました。白衣を着てもらい、薬に見立てたお菓子を使って、薬剤師の仕事を楽しく、わかりやすく体験できるようにしました。体験後には、一人ひとりに写真付きの修了証書を徳島県薬剤師会会長(代理)より授与しました。

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    本格的な調剤経験ができる「子ども薬局」は特に大人気!

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    徳島県薬剤師会会長(代理)から修了証書を授与される感動的瞬間!

工夫した点は?

また、工夫した点としては、ジェネリック医薬品をテーマとした市民公開講座があげられます。実は、徳島県はジェネリック医薬品の普及率ワースト1なんです。県民にわかりやすく理解してもらうために、徳島大学薬学部の川添和義先生をお招きし、ご講演いただきました。これをきっかけに、県民と薬剤師をはじめ医療従事者が一丸となってジェネリック医薬品の普及を推進していきたいと考えています。

参加者の反応はいかがでしたか?

好評だった「子ども薬局」についてご紹介します。参加した子ども達にアンケート調査を実施したところ、「楽しかった!」「もっと知りたい!」といった感想が数多く見受けられました。その一部をご紹介します。

  • 私は、薬ざいしになりたかったので、このような体けんができてうれしかったです。またやりたいです。(11歳 女)
  • みんなえがおで、やさしくいろいろおしえてくれて、わかりやすかったです。(9歳 女)

健康や薬に関する身近な相談相手としての薬剤師を知っていただく、有意義な場になったのではと感じています。

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    子ども薬局のひとコマ、医療用の消毒液を用いて消毒手技を体験するコーナー

地域住民へのメッセージをお願いします

地域住民の方と顔の見える関係を構築し、薬剤師を身近な存在としてご活用いただきたいと心から願っています。そのためには高齢者はもちろんのこと、すべての住民が住み慣れた地域で生活できるよう、住民、医療、介護が連携して地域医療を支えていくことが必要と考えています。
ぜひお気軽に、健康フェアや近くの薬局にお立ちよりください!

イベントの主催者や参加団体について

開催主催者: 一般社団法人 徳島県薬剤師会、徳島市薬剤師会