「薬と健康の週間」の活動

平成29年度

福岡県

くすりと健康フェア2017

平成29年10月21日(土)に、福岡天神大丸エルガーラ・パサージュ広場にて、オープンスペース会場プランとして、誰もが体験できるアウトリーチ型イベントを開催しました。より多くの方に「かかりつけ薬剤師・薬局」の活用法について知っていただくことを目的としました。1ブースで最大500人の県民の皆さまがご参加くださいました。

健康フェアの概略について教えてください

今回は「健康寿命の延伸とかかりつけ薬剤師の重要性についてご理解いただき、多くの皆さまに健康フェアに足を運んでいただくこと」に重点をおきました。具体的には、「かかりつけ薬剤師・薬局」の活用法について知っていただいたり、地域包括ケアシステムを担うため、多職種と連携して取り組んでいることをお伝えする企画を行いました。

また多くの県民に「かかりつけ薬剤師・薬局」のことを覚えていただくために、「薬と健康の週間」に合わせ、10月15日(日)~10月21日(土)のイベント当日まで、西鉄ソラリアビジョンにてデジタルサイネージを活用し、「かかりつけ薬剤師・薬局」のCM放映も行いました。

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    イベントは百貨店敷地内のオシャレなスペースで

会場周辺に写真のような看板を立てたり、街頭サンプリングを約6,000人に行ったこともあり、当日は、1ブース最大で500人を超える県民に参加いただくことができました。

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    街頭サンプリングも行いました!

フェアの内容は?

テーマ別のブースを企画しました。体成分分析装置「InBody470」を使った体成分チェック、肺チェッカー(肺年齢測定)、お薬相談、禁煙相談、パネル展示、機能性表示食品などの試食コーナーを行い、多くの方にお集まりいただきました。また、製薬企業にも協力いただき化粧品展示やサンプル調査を行ったり、栄養士会、介護支援専門員協会と連携し栄養相談や介護相談、福岡県薬務課によるVR(バーチャル・リアリティ)を用いた薬物乱用疑似体験コーナーなども行いました。

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    [血管年齢]測定コーナー、相談コーナーには多くの方にお集まりいただきました

好評だった企画は?

注目を集めたのがInBodyを用いた体成分分析でした。正確な体成分の測定ができ、BMIによる肥満指針だけではなく隠れ肥満もわかる優れものです。

InBodyの結果から栄養相談、お薬相談、またご家族の相談と展開し、介護相談までサポートさせていただけた方もいらっしゃり、イベントを通じた多職種連携が実現できました。

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    InBodyを用いた体成分分析は大人気!

工夫した点は?

体験型イベントや、多くのブースに訪れていただくためのコーナーラリー(各ブースでスタンプを押して回っていただく)など、ファミリーで楽しめるイベントにしました。またInBodyや肺チェッカーの結果に基づき、各コーナーに紹介誘導を行えるようブースの配置などは特に工夫した点です。

参加者の反応はいかがでしたか?

今回初めてオープンスペース会場プランとして、誰もが体験できるアウトリーチ型イベント(積極的に地域に出向いて行う活動のこと)を企画しました。県下でもこのようなスタイルで開催されたのは初めてではないかと思います。体験型イベントに参加された方々は、ご自身の測定結果に基づき真剣にブースで相談されていました。
当日は台風前日となり雨風ともに心配しましたが、大盛況のうちに終了しました。

地域住民へのメッセージをお願いします

いつも県民の皆さまの身近な存在である「薬局」。

健康や薬のことで困った時にいつでも相談できる場所(ファーストアクセス)を目指しています。皆さまの健康寿命の延伸をお手伝いしますので、ぜひ、処方箋をお持ちの際はもちろん、急を要する場合は処方箋をお持ちでなくても、ご自宅の近くの薬局を訪れてみてください。

今年は平成30年10月20日(土)福岡天神大丸エルガーラ・パサージュ広場にてお待ちしております。ぜひお立ち寄りください!

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イベントの主催者や参加団体について

開催主催者:福岡県、福岡県薬業団体連合会、(公社)福岡県薬剤師会

参加団体:福岡市、(公社)福岡県医師会、(一社)福岡県歯科医師会、(公社)福岡県看護協会、(公社)福岡県栄養士会、(公社)福岡県介護支援専門員協会 ほか