公益社団法人 日本薬剤師会

薬剤師職能振興研究助成事業の募集について

2021.09

※募集は終了いたしました。ご応募ありがとうございました。

 本会では、調査・研究事業の一環として薬剤師職能振興研究助成事業を創設し、対象となる研究に助成金の交付を行うことといたしました。
 その背景としては、現在、国の政策立案においては、客観的なエビデンスを活用して政策の効果的・効率的な決定・運営を目指す取り組み(EBPM)を進めています。これは、医療分野においても同様であり、薬剤師・薬局の薬物療法提供の取り組みを極力数値化していくことが必要です。また、循環器疾患、糖尿病やリウマチなど個々の疾病の薬学管理や、小児や妊婦など患者の特徴に応じた薬剤師・薬局の取り組みついても研究という枠組みの中で実施し、発表していくことが第3者の目から見た「見える化」であり、社会に対しても理解を求めやすくなります。
 日本薬剤師会としては、薬剤師・薬局が置かれている状況を把握し、その改善に向けてのEBPMを実践したいと考えており、そのためには根拠を持って薬剤師・薬局の主張を行うための材料を得ることが必要です。
 本事業は、医療及び薬事衛生における薬剤師職能および薬局機能について、発展を希求する研究や状況調査に対して助成し、もって国民の健康な生活に貢献することを目的として実施いたします。助成にあたっては、この目的を達成できると判断される研究を対象といたします。

2021.12

 薬剤師職能振興研究助成事業について、厳正な審査の結果、令和3年12月7日開催の本会理事会において以下の調査・研究が採択されましたのでお知らせいたします。

 岡田 浩(所属:京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野)
「薬局薬剤師による2型糖尿病患者のCGM(Continuous Glucose Monitoring)データを用いた血糖自己管理支援プログラムの開発とその効果の検証」 助成額2,000,000円

 林 秀樹(所属:岐阜薬科大学地域医療実践薬学研究室)
「オンライン服薬指導では入手困難な情報が疑義照会等に及ぼす影響の「Pharmaceutical Intervention Record(薬学的介入報告)」を活用した解析」 助成額1,600,000円

 近藤 悠希(所属:熊本大学大学院生命科学研究部・薬学部 臨床薬理学分野)
「保険薬局における腎排泄型薬剤適正使用推進のための教育プログラムの作成」 助成額1,600,000円

 富永 佳子(所属:新潟薬科大学薬学部社会薬学研究室)
「生活習慣病を有する患者に対する行動変容支援による重症化予防~地域医療ネットワークを活用した比較検討~」 助成額1,400,000円