2023.07
※募集は終了いたしました。ご応募ありがとうございました。
本会では、2022年度に引き続き、調査・研究事業の一環として薬剤師職能振興研究助成事業を実施し、対象となる研究に助成金の交付を行うことといたしました。
その背景としては、現在、国の政策立案においては、客観的なエビデンスを活用して政策の効果的・効率的な決定・運営を目指す取り組み(EBPM)を進めています。これは、医療分野においても同様であり、薬剤師・薬局の薬物療法提供の取り組みを極力数値化していくことが必要です。また、循環器疾患、糖尿病やリウマチなど個々の疾病の薬学管理や、小児や妊婦など患者の特徴に応じた薬剤師・薬局の取り組みついても研究という枠組みの中で実施し、発表していくことが第3者の目から見た「見える化」であり、社会に対しても理解を求めやすくなります。
日本薬剤師会としては、薬剤師・薬局が置かれている状況を把握し、その改善に向けてのEBPMを実践したいと考えており、そのためには根拠を持って薬剤師・薬局の主張を行うための材料を得ることが必要です。
本事業は、医療及び薬事衛生における薬剤師職能および薬局機能について、発展を希求する研究や状況調査に対して助成し、もって国民の健康な生活に貢献することを目的として実施いたします。助成にあたっては、この目的を達成できると判断される研究を対象といたします。